2022年10月からテレビ朝日で放送されたドラマです。なんと今日2024年10月17日、続編がスタートするそうです!(今知りました)
もう2年も前になるのですね。リアルタイムで少し観て気になっていたのですが、最近になってPrime Videoで配信され、嬉しくて早速視聴しました。このページは2022年のドラマの感想です。
タイトルとちょっと観た感じで、あの、特定の病院に所属しないフリーランスのスーパードクターの人気ドラマ「Doctor-X 外科医・大門未知子」を連想したのですが、やはり脚本は「ドクターX」の脚本も手がけた中園ミホさん。
他にも「ハケンの品格」「ナサケの女〜国税局査察官〜」「花子とアン」「西郷どん」など、どれも面白かった人気ドラマの脚本を手掛けていらっしゃるのですね。
ストーリーは、九鬼静、那須田歩という2人のトラベルナースがある病院に雇われるところから始まります。
しずか、あゆみ、と2人とも女性のような名前ですが、2人とも男性。
2人のつながりはそれだけではなく、最終回に驚く関係性が明かされます。
中井貴一さん演じるベテランナースの静が、岡田将生さん演じる、アメリカでは医療行為も行えるナースプラクティショナーとして活躍していた歩のプライドからくる思い上がりを、患者さんとのやりとりを通じて諭していくといった各回の内容では、ほろりとさせられたり、ほっこりさせられたり。
他の俳優さんたちの演じるキャラクターも、それぞれ特徴的で、共感しながら観ることができます。
病気と向き合う現場で、悲しい場面もありますが、そんな中でもクスッと笑わせてくれるエピソードや日常のやりとりが、いい具合に観ていて心地よい流れになっています。
「Doctor-X 外科医・大門未知子」の主人公も、「ハケンの品格」の主人公も、このドラマの主人公も、ものすごく飛び抜けた才能と能力があるのですが、孤高の存在で、大きな権力に与せず、でも弱さもあって周りに助けられているという共通項があります。
静も歩も、病院の経営を優先させる医院長や事務長、驕り高ぶったドクターたちに立ち向かいながら、同僚ナースや医師、寮母さんの何気ないやりとりに救われている面もあって、少しずつ変化・成長していくところが面白いところかと思いました。
寮母さん役の池谷のぶえさんは、NHKのコント番組「LIFE」にも出演されていますが、コミカルな演技がドラマの雰囲気を明るくしてくれますね。
事務長の浅田美代子さんは、以前さんまさんと番組をされていたときの天然なキャラクターが印象深いです。今回は少し意地悪に見える役ですが、憎めないキャラクターになっているのは浅田さんのキャラクターならではなのかもしれません。
ナレーションは遠藤憲一さんなんですよね。声がいい。
岡田将生さん演じる歩は、少し幼く見えるほど感情を露わにしてしまう性格の持ち主ですが、少し前までNHKの朝ドラ「虎に翼」では口数の少ない大人の雰囲気の裁判官役を演じられていたのを観ていたので、ギャップに少し驚いてしまいました。
中井貴一さん演じる静は、おだやかで感情を表に出さないのですが、ここ一番で出るドスの効いた広島弁が印象的。数々の任侠映画や時代劇にご出演されている、さすがの貫禄です。
新シリーズも楽しみです。やはりリアルタイムで観ることはできないかもしれないから、また2年後になってしまうのか…TVerで観られるかな…?
と思っていたら、ちょうど大下容子さんのワイドスクランブルで、主演のお2人が番宣されていました。楽しみになりますね〜!
脚本
中園ミホ
音楽
沢田 完
エグゼクティブプロデューサー
内山 聖子(テレビ朝日)
プロデューサー
峰島 あゆみ(テレビ朝日)
大垣 一穂(ザ・ワークス)
山田 勇人(ザ・ワークス)
多湖 亮太(ザ・ワークス)
演出
金井 紘
片山 修
山田 勇人
制作協力
ザ・ワークス
出演
岡田将生 中井貴一 菜々緒 安達祐実 恒松祐里 泉澤祐希 宮本茉由 野呂佳代 池谷のぶえ 吉田ウーロン太 前原瑞樹 柳葉敏郎 浅田美代子 寺島しのぶ 松平健 六角精児 荒木飛羽 津田篤宏(ダイアン) キムラ緑子 手塚とおる ムーディ勝山 スチール哲平 杉田かおる 岸本加世子 松尾諭 宮川一朗太 ランジャタイ 六平直政 青山倫子 ほか
制作著作
テレビ朝日
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