2023年7月からTBS金曜ドラマ枠で放送されていたドラマです。
まず、本当に胸のすくような痛快な内容で、ワクワクドキドキが止まりません。
現実はこんなに上手くいくわけはない…と思いながらも、きちんと世界が成立していて、あるかな?あったらいいな〜、あるかもね…と、気持ちが変わっていきました。
スカッとしたい時に見るといいかもしれないですね。
悪を懲らしめるとか、巨大な権力に一泡吹かせるとか、敵を味方にするとか、裏切られたと思いきや違ったとか、そうしたスカッとする要素が散りばめられ、初めから終わりまで心地よい疾走感で駆け抜けていきます。
個性が違う人が集まり、それぞれの得意なことを精一杯やると、ものすごい力になる、というメッセージを感じました。
仲間っていいですね。作り上げるとか。
キャストの方々はそれぞれ実力派で、緊迫感あふれる演技を堪能しました。
驚いたのは、ガク役の佐野勇斗さん。「TOKYO MER~走る緊急救命室」の徳丸くんと同じ方が演じているとは、全く気づかず…
見終わってからキャストを見て、とてもびっくりしました。
顔を前髪とメガネで隠しているから、というのもあるかもしれませんが、なんというか、キャラクターの持つ性格がオーラや動作に現れ、それが自然と感じられるからこそ、ガクと徳丸くんが全く別人に見えたのかと思います。
今田美桜さんも、「ケイジとケンジ 所轄と地検の24時」での刑事役とは全く違う役所でしたが、どちらも素敵でした。
國村隼さんも、悪い役も善人の役も、さまざまな役を見てきましたが、このドラマの役でも凄みを感じました。
たくさんの作品を観ていると、こうした役者さんの演じ分けに感動することが多いです。
主演の目黒蓮さんの作品をじっくり観るのは、多分はじめてです。華がある方ですね。
追記
2024年10月14日 早速ですが、漫画を読みました。
劇画調のタッチでとても綺麗な作画。内容はほとんどドラマとは変わりませんでしたが、やはりちょっとドラマは内容がソフトになっていますよね。
ドラマでは何となく端折っているところも細かく描写されているので、なるほど、こういう流れでこうなったのか、というのがより深く理解できました。
ハル・ガクの二人と桐姫さんは、ほぼ漫画に忠実なキャラクターだなと思いましたが、祁答院さん、黒龍さんのキャラクターは、漫画の方が漫画らしいといいますか、より誇張されていて、漫画の醍醐味かなと思いました。
漫画を先に読んでからドラマを観ると、また違った感想になるのかな?
とても面白かったです。まだ読まれていない方は、ぜひ。
アニメもあるようですね。見比べてみても面白いのかも。
原作
『トリリオンゲーム』原作/稲垣理一郎 作画/池上遼一 (小学館 ビッグコミックスペリオール連載)
脚本
羽原大介
音楽
木村秀彬
主題歌
Snow Man / 「Dangerholic」(MENT RECORDING)
プロデューサー
松本明子
松下ひろみ
加藤章一
演出
村尾嘉昭
竹村謙太郎
田中健太
製作
TBSスパークル
TBS
出演
目黒 蓮 佐野 勇斗 今田 美桜 福本 莉子 竹財 輝之助 吉川 晃司 國村 隼 あかせ あかり 鈴木 浩介 原 嘉孝 塚本 高史 曽田 陵介 前野 朋哉 安斉 星来 小平 大智 百田 夏菜子 津田 健次郎 余 貴美子 ほか
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