2020年6月からテレビ朝日の「日曜プライム」で放送されたドラマ。

別れたはずの元恋人同士、松たか子さん演じる弁護士と、阿部サダヲさん演じる検事が、なぜか今だに定期的に会って新しい恋人を紹介しあう、という…ちょっと訳の分からないストーリーだなと思いながら、主演の2人に惹かれて見始めました。

滑稽というか、笑えるというか、テンポ感や雰囲気もなんだか不思議な感じで、不思議系のドラマなのかな？と思いながら観て行ったのですが…

その不思議な感じには、きちんと意味があるということが分かるタイミングで、なるほどと思わせてもらいました。

それまでの行動や、表情や、言動や、いろいろなことの謎が解けるんです。そのタイミングまで、離脱しないで観て良かったなーと思いました。

最後はじんとさせてくれました。

主演のお二人の呼吸、仕草、掛け合いが絶妙でした。

松たか子さんの作品で印象に残っているのは、「大豆田とわ子と三人の元夫」です。この作品での松たか子さんも、ちょっと不思議な感じのキャラクターでしたが、そんな不思議な感じがクセになる魅力となって、時間が経っても強く印象に残るのがすごいと思います。

最初にこの作品を観た時、「大豆田とわ子と三人の元夫」と流れる雰囲気が似ているなと思ったら、同じ脚本家さんの作品だったのですね。

阿部サダヲさんの作品で印象に残っているのは、NHK大河ドラマの「いだてん」です。他にもたくさんの印象的な作品に出演されています。独特の雰囲気で、真剣なんだけど笑っちゃうような、笑わせようとする笑いではない、真剣で、だからこそ滑稽で、愛すべきキャラクターというか…なんとも言えない、クスッとした笑いを誘ってくれるのがすごい。